今回は、ビール、発泡酒、第三のビールの違いを改めてお話したいと思います。
それはズバリ
材料の違い
です!!
まずはそれぞれの定義からご説明したいと思います。
ビール
・麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの。
・麦芽、ホップ、水、麦、米、果実、香味料などの特定の副原料を発酵させたもので、
麦芽の使用割合が50%以上のもの。
・アルコール分が20度未満のもの。
発泡酒
・アルコール分が20度未満のもの。
第三のビール
・麦芽または麦を原料として使用していない発泡性のあるもの。
つまり、
①国の定めた原料だけを使用しているか
定められたものだけ ⇒ ビール
②原料に占める麦芽の割合がどれだけか
50%以上 ⇒ ビール
50%未満 ⇒ 発泡酒
そもそも含まれていない ⇒ 第三のビール
ということですね。
第三のビールはビールの定義の基本である麦芽そのものが含まれていないので、
ビール風味の飲み物。というような感じですね。
ちなみに、ビールの定義は少しずつ変わっているようで、
2020年10月時点では、麦芽50%以上となっていますが、
以前は67%以上とされていました。
つまり、前までは発泡酒とされていた飲み物がビールに仲間入りということも。
今後ももしかしたら定義が変わるかもしれない、と思うと、
お酒の定義って曖昧だな~と思います。
今日(2020年10月1日)から第三のビールの税率が上がり、
ビールと発泡酒の税率は下がります。
段階的にこの税率の差を小さくしていき、
将来的にはこの3つが同じ税率になるようです。
価格が安い第三のビールが値上げし、ちょっぴり贅沢なビールが値下げ!
なんだかんだ第三のビールの方が買値は安いかもしれませんが、
ビールとの価格差は縮まっていきます。
「第三のビールが値上げ」という見出しばかりが目立ちますが、
第三のビールが値上げしてしまう
とマイナスに捉えるのではなく、
ビールを少し安く買えるようになる!!
とプラスに考えて生活していきたいです。